「高校数学の知識庫」を今より10倍活用する方法

展開の公式の導出と覚え方

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こんにちは。 da Vinch (@mathsouko_vinch)です。

この記事のトピックは「展開の公式を自分で導出できるようにする&公式を覚える」です。

 

 

展開の公式

今回扱うのは

「展開の公式」

です。ここでもう一度導出と確認をしておきましょう。

「展開」は基本的に「分配法則」ができれば公式は簡単に確認できます。

あれ、分配法則ってなんだっけ・・・?

という方、大丈夫。慌てなくてOKです。

中学の知識に少しだけ戻って、復習してみてください。その後にこの記事を読むと、理解がより深まると思います。

それでは、「分配法則」の知識を武装した皆さんは、どんどん展開の公式を倒していきましょう。

 

まずは2乗の展開公式です。

 

Focus

\((x+y)^2=x^2+2xy+y^2\)

 

\((x-y)^2=x^2-2xy+y^2\)

 

これはもちろん

$$(x+y)^2=(x+y)(x+y)=x^2+xy+xy+y^2=x^2+2xy+y^2$$

と計算すれば出てきます。公式のポイントは真ん中の積を考えるときは2倍しなければならないということでしょうか。マイナスの場合も同様に証明できます。

どんどん行きます。お次は3乗の公式です。

 

$$(x+y)^3=x^3+3x^2y+3xy^2+y^3$$

$$(x-y)^3=x^3-3x^2y+3xy^2-y^3$$

 

これは先ほどの2乗の公式を知っていれば次のように確認できます。

マイナスのほうは\(y\)が\(-y\)に代わっていると考えると、プラスのほうの公式で、\(y\)と\(y^3\)のところがマイナスになっていればいいのですね。そう考えれば3乗の公式は一つ覚えれば十分です。

お次はこんな形の公式です。

$$(x+a)(x+b)=x^2+(a+b)x+ab$$
 

これはもちろん次のように確認できます。

これの覚え方は、「足して・かけて」です。足したものを真ん中に、かけたものが後ろに来ます。

また、これは覚えておくと計算を省略できて便利です。

$$(x+y)(x-y)=x^2-y^2$$
 
これの証明は展開すれば一発なので省きます。覚え方は2乗引く2乗です。

いったん広告の時間です。

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終わりに

今回は少なめですがここまで。展開の公式は今後当たり前のように使いますので、出てきたらサクッと計算できるようにしていきましょう。高校数学の出発点です。頑張りましょう!!

ではまた。

 

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